1942年生まれ
免疫マクロファージを中心とした免疫活性方法の研究を通じて、ミネラルを中心とした栄養素の必要性や役割を成果とした。新しい免疫機能として、リンパ球のナチュラルキラー細胞(NK細胞)やキラー細胞とのコラボレーションによって、マクロファージが活性化され強い免疫機能が発揮されることを発見した。
専門分野としては、腸内細菌をベースとした各種病原菌のサルモネラ、赤痢、コレラ、黄色ブドウ球菌などの感染発症メカニズムの解析を研究。また、腸チフスの感染実験を用いて感染防御機構の解明。
この背景には、慶應義塾大学微生物学教室の、故小林教授の唱えた細胞性免疫理論を解明すべく、歴代教授のあとを継いで、細胞性免疫の本体である細網内皮系(RES)の細胞、特に肝マイクロファージについて研究を重ねてきた。マイクロファージ内に取り込んだ細胞内感染菌の殺菌メカニズムは、活性酸素、特にO₂−がその主要因子であることを突き止めた。
著作:「常在菌叢による宿主反応性の修飾」 博士論文
「無菌マウス腸管内 Candida albicans 単独感染に及ぼす Cortisone acetate の影響について」 ジャーナル 真菌と真菌症
「無菌動物の取扱い方-(1)(2)」 感染症学雑誌 他
1997年~現在 | チーム食医 チームリーダー |
1988年 | 東海大学医学部 微生物学教室講師 |
1984年 | 慶應義塾大学医学部 医学博士 第1481号取得 |
1975年 | 肝炎ウイルス治療薬の開発研究活動に専念 |
1971年 | 日米医学協力で米国ノートルダム大学派遣留学 |
1965年 | 麻布大学獣医学部獣医学科 獣医学士 第7116号取得 |