水素のスペシャリスト
株式会社光未来
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なぜ今、水素なのか?

体内で作られる水素だけでは足りない


活性酸素の大部分はスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)などのもともと人間が持っている抗酸化酵素の働きと、腸内細菌が作った水素によって、除去されています。
しかし、ここ数十年の時代の変化とともに、私たちの身の回りは『便利化・合理化・近代化』してきました。このような社会環境の変化、文明の発展により生活の質が飛躍的に変わってきたと言えるでしょう。そのため、活性酸素が体内で発生する原因も、昔に比べるとかなり増加してきています。よって、これまでの抗酸化物質だけでは、活性酸素を除去しきれなくなっているのが現代社会です。

なぜ活性酸素は発生するの?

活性酸素が発生する原因は大きく分けて2つです。1つは「免疫由来の活性酸素」で、マクロファージ(免疫)が外部から侵入してきた細菌を殺す時や、食品添加物や排気ガスなどの異物を処理する時に、発生するものです。この時の活性酸素は身体を守るために働きます。
もう1つは、虚血再灌流(きょけつさいかんりゅう)時に血流が再び流れ始めたときに、発生するものです。
これらの活性酸素は反応性の強い物質なので、活性酸素が発生した時に、細胞内のDNA・細胞膜・脂肪などの組織を傷つけると言われています。活性酸素の働きは生体の防御反応で、全ての人間の身体の中で起こります。活性酸素の発生量によって、癌や神経疾患、糖尿病や肥満のような様々な疾病状態に関係しています。

近年の活性酸素の発生する原因

➀免疫由来の活性酸素

・細菌・ウイルス
・環境汚染(排気ガス・紫外線・放射線・水質汚染)
・異物混入(農薬・食品添加物)
・住環境(細菌・ホルムアルデヒド)
・電磁波(PC・携帯電話・TV・ホットカーペット)

②虚血再灌流

虚血再灌流の「虚血」は、圧迫によって血流が低下したり止まったりすることです。「再灌流」は、圧迫がなくなった時再び血流が正常に流れることです。この再灌流時に多量の活性酸素が発生し、細胞を傷つけます。

「虚血再灌流」はあなたの身近で起こっています・・・
正座をした時、長距離運転をした時、長い時間飛行機で乗っていた時で、急に立ち上がると立ちくらみするときがあります(エコノミー症候群)。他にも、仕事の緊張による肩こり、長時間同じ姿勢で椅子に座って勉強をしたり、パソコンやゲームしたり、または外科手術時の血流の停止などがあります。

水素は強力な抗酸化物質

水素は元素のなかで最も小さく、宇宙全体では一番多く存在しています。地球上にある水素のほとんどは、水(H2O)のように化合物として安定して存在していますが、単一で存在することはありません。水素は地球上で最も小さい物質であるからこそ、身体のすみずみまで行き渡ることが可能とされています。さらに、現代人の健康維持に必須な強力な抗酸化物質として、注目されてきています。

活性酸素を除去する水素
2007 年に英国の科学雑誌「Nature Medicine」に分子状水素が医学的に応用可能だとする論文(※)が発表されて以来、分子状水素を医療や産業に利用しようとする動きが活発になり、世界中で研究開発が進められてきました。 水素は、「ヒドロキシラジカル」などの活性酸素を還元し、無毒化する効果があり、抗酸化作用があります。これを受けて2017年2月から、慶応大学病院を中心に世界初の大規模な臨床試験が始まりました。

 

(※)参考文献 Ikuroh Ohsawa ,et al. Nature Medicine 13, 688–694 (1 June 2007) Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen radicals

水素はどのくらい小さいの?

水素水に溶存している水素や、水素吸入器で吸入する水素は、分子状水素(H2)です。分子状水素は気体の水素、つまり水素ガスのことです。
この分子状水素と他の抗酸化物質の分子量とを比較すると、右の図のとおり水素がビタミンCよりもかなり小さいことが分かります。
その水素を人間の細胞の大きさを比較すると、水素がなぜ身体のすみずみまで行き渡ることができるか分かります